故中村精吾OBの「第5回卓球人賞」授賞式




既報の「第5回卓球人賞」授賞式が下記のとおり行われました。



日時:平成171月11日

場所:発表式 東京体育館 全日本選手権開会式にて

贈呈式:東京プリンスホテル

当日は元世界チャンピオン、全日本チャンピオンを含め約150名の方が参加されました。

中村万佐子夫人、三男の智さんが代理受賞されました。又関学卓球部を代表して川瀬浩OB会長が出席されました。

当日の模様、故中村OBを讃える、詳しいレポートを大村義和様より寄稿いただきましたので下記に紹介いたします。

(写真は小冊子「卓球人」編集長の鈴木一様より提供して頂きました。)



前1列目右から5人目 中村夫人
前3列目右から3人目 川瀬浩OB会長
後2列目右から3人目 大村義和様



受賞者 中村夫人(左から3人目) 
右端は今年度全日本チャンピオンの
平野早矢香選手




「大村義和様のレポート」


故中村精吾氏が受賞の「第5回日本卓球人賞」パーティは、元世界、日本チャンピオン、卓球界の名士多数が祝福出席で華やかでした。


 既報でご紹介したとおり故中村精吾さん(関学卓球部OB)ら受賞者の「第5回日本卓球人賞」(田舛彦介基金)贈呈式・披露パーティが、「全日本卓球選手権」開幕の111日、会場・東京体育館での開会式に先立っての晴れの<受賞者お披露目>(VIP席の受賞者がアナウンサーから受賞功績紹介を受け、館内から拍手)のあと、夕方午後5時から東京プリンスホテルで盛大に行われました。出席者は、受賞者と家族や関係者、田舛久代様(彦介氏夫人)ら卓球関係来賓、報道メディアの来賓に日本卓球協会の木村興治専務理事ら役員、近藤欣司ナショナルチーム監督ら指導者、元世界チャンピオン、元全日本チャンピオンら多士済々の約150名。関学卓球OB代表の川瀬 浩氏も出席して、中村精吾さんの代理受賞をつとめる万佐子夫人、三男・智さんの介添えをしました。

 開宴は、日本の卓球界の発展への大功労者で私財を投じて「日本卓球人賞」を創設された「田舛彦介さんを偲ぶ会」(昨年722日、83歳で逝去)を冒頭に。田舛さんの薫陶を得て世界の桧舞台で活躍した数多い卓球人を代表して松崎キミ代さんが感動を呼ぶ「田舛さん、さようなら」を朗読。恩人・田舛さんへの感謝の言葉が続きました。

 午後630分、ハイライトの「日本卓球人賞」贈呈式に移り、ステージに<選手大賞・平野早矢香><指導者賞・松井 彊><特別奨励賞・大貫重雄>、そして<メディア賞・中村精吾>表彰となり、万佐子夫人がプレゼンター、伊藤和子さん(元全日本チャンピオン)から賞状・記念品を受けて胸に。紅潮したお顔が、お祝いの拍手を浴びて輝いて見えました。そのあと<特別貢献賞・木村治男><功労賞・西村卓二>と続きました。(受賞者・敬称略)受賞者を代表して松井さん(元桜丘高校監督、松下浩二らの指導、育成)がお礼のスピーチ。

 宴たけなわ、私にもメディア席から代表の祝スピーチの指名を受け、中村精吾さんとの40年にわたる友情や精吾さんの闘病中までも母校・関学と卓球界への尽きぬ愛情、立派なジャーナリストとしての生きざま&人生を、駄弁で語りました。川瀬さんが「全日本学生チャンピオンになれたのも、中村先輩の指導もあったればこそ」ともらしたコメントや受賞式前夜に松原正和さんからの関学卓球の復活の兆しニュースの電話とか、相川雄二さんから私宛の中村先輩への心を込めた追悼書簡の紹介とかも、スピーチで触れさせてもらいました。見渡せば、江口冨士枝さん、松崎キミ代さん、徳永(旧姓深津)尚子さん、伊藤繁雄さん、小野誠治さん以下元世界チャンピオン、日本チャンピオンらの顔ぶれがずらり。卓球界の数多い名士たちから、万佐子夫人と智さんがお祝いと親しい声をかけられ、生前の精吾さんが、いかに功労者として尊敬され、慕われていたかを感じられたのは言うまでもないでしょう。お二人は二次会にも誘われて僅かの時間、お付き合いをお願いして、皆さんに御礼の言葉を残して退席されました。「親父・精吾さんを尊敬していますか?」と私が問えば「ハイ。尊敬しています」ときっぱり答えてくれた智さんは、見れば見るほど父親によく似ていました。気がつけば川瀬さんが、カラオケ・マイクを手に熱唱していました。卓球の上手い男は歌も上手いのか、と感心しながら、三次会も覚悟したものでした。

*今回の受賞者のプロフィールとか、中村精吾さんへの追悼文は、すでにこのホームページや小冊子「卓球人」でも紹介記載ずみです。

            スポーツジャーナリスト、大村 義和

           (世界卓球選手権大阪大会メディア委員長)