第40回会長杯争奪卓球大会 観戦記

 日時:平成18年12月8日(金)〜10日(日)

場所:千島体育館

団体戦 男子Aチーム  優勝!!

女子ダブルス 池本・中村(未)組 準優勝!

女子シングルス 西原 3位入賞!

男子Aチーム左より 田中、橋本、中村、山本 左より 池本、中村、西原

     


団体戦(男子)

 団体戦は平成6年に創設され、今大会は男子49、女子18チームが参加して行われました。
 関学の団体戦の優勝は男女通じて初優勝でした。男子Aチームは2回戦から登場し、1部昇格を決めている大経大のF、B、C、Aチームを4連破しての優勝でした。
 準々決勝の対大経大Bとの対戦は0−2からの劣勢から逆転勝利で勢いに乗り、決勝はリーグ戦のレギュラーを揃えた大経大Aに接戦の末の勝利で見事な優勝でした。
1部のチームに勝利した事で来年春のリーグ戦の1部昇格の目標に向けて大いなる自信になったことでしょう。

  
決勝戦 山本・田中対野村・篠藤 決勝戦 橋本対佐々木

団体戦(女子)

 組み合わせが悪く、2回戦で宿敵の1部昇格を決めている関西大との対戦となりました。事実上の決勝戦は接戦となり、ダブルスが終了した時点で1−2の劣勢となりました。
 4S、5Sが同時進行となり、5Sの関学勝利が先に決まり4Sで勝敗が決まる状況でセットオールのジュースまでもつれ込みましたが、運悪く勝利の女神は関西大に微笑みました。
 その後関西大は勝ち進み優勝しました。

対関西大 岡本美・西原対寺地・中野 対関西大 池本対寺地

女子ダブルス

 優勝こそなりませんでしたが池本・中村(未)組の準優勝は男子団体優勝に劣らない立派な成績でした。
 ノーシードから第1シード、第4シードのペアーを破っての準優勝でした。特に準決勝での宿敵関西大の寺地・中野組は、
昨年度の優勝ペアーで今大会も第1シードでリーグ戦でも何度か苦汁を
飲んだ相手です。セットオールになっても全く動じることなく、
冷静に、勝利への意欲を実に見事に表現した立派な試合でした。リーグ戦にも出場していないペアーがここまで頑張る姿は実に感動的でした。

 男子を含め他の部員には大いに参考して頂きたい試合であったと思います。

岡本美・西原組は4回戦で寺地・中野組(関西大)に敗れましたがベスト8に入賞しました。

決勝戦 池本・中村(未)対玉田・平井(武庫女) ベンチコーチ 矢崎・岡本美

男子ダブルス
山本・田中組がベスト8に入賞しました。

女子シングルス
西原ベスト4、岡本美、中村(未)ベスト8、池本ベスト16と揃って入賞しました。

 努力家の岡本美は昨年本大会で不覚を取り悔し涙を流した相手の油井(大府大)に3回戦でリベンジを果たしました。準々決勝で寺地(関西大)に敗れましたが女子主将としての役割は果たしたと思います。
 西原はリーグ戦などで少し調子を落としていましたが、今大会は好調で4回戦で第3シードの原(大体大)を3−0のストレートで破りました。準決勝では寺地(関西大)に破れ決勝進出はなりませんでしたが、ファイト溢れる戦いぶりは好感が持てました。来春のリーグ戦1部昇格の主力になるよう期待したいと思います。
 練習量豊富な池本には最近の好調振りから密かに優勝を期待していましたが、準々決勝で武庫女のエース玉田(第3シード)にセットオールジュースまで持ち込み、何度かマッチポイントを握りましたが惜しくも敗れました。しかし冷静でガッツのある試合振りは今後の成長を期待させるものでした。

 中村(未)の成長振りは素晴らしい!ダブルスの準優勝で自信をつけたのか3回戦は平井(武庫女)・4回戦では大河内(関西大)とそれぞれリーグ戦のレギュラーを3−2の接戦で制しました。この接戦にも動じない精神力は頼もしく、今後の更なる成長を期待したいと思います。

準決勝 西原対寺地(関西大) 2回戦 岡本美対丁ケ坂(武庫女)
4回戦 池本対玉田(武庫女) 準々決勝 中村(未)対岩尾(関西大)

男子シングルス
橋本、田中がベスト16に入賞しました。

 男子シングルスは少し期待はずれでした。橋本、岩崎以外は初日の団体戦で優勝した時の相手と同等またはそれ以下の選手に次々と敗退していました。これは試合に対する技術的な問題より精神的な問題に起因する様に思われます。

6回戦 橋本対森部(京都大) 5回戦 田中対河田(関外大)

その他

※現役を引退した4回生の小嶋君がシード選手の野村(大経大)を3−0で破り5回戦まで進出しました。
 主将と云うプレッシャーから解放され伸び伸びと試合を楽しんでいました。

※国公立大学の活躍が目立ちました。京都大学、大阪大学、神戸大の3校です。
 関学も来年は1部昇格を目指しますが、上ばかり見ていると、これら国立校に足もとを掬われる可能性は充分あるとの認識を持っておくべきである。

※このチームには負けてほしくないと思うような、この大会をなめて掛かっている他校チームがあった。
 どんな試合でも、どんな大会でも参加する限りは全力を尽くし、最善の結果が出るようにプレイして欲しい。

※大会を通じて多くのOBが応援に来られました。有難うございました。

◎以上3日間観戦して感じた事を、技術論は除いて観戦記としました。(大会の記録については掲示板をご覧下さい)

関学卓球部 HP編集部 川口栄四郎